前回設計したデルタ型3DプリンタKOSSELの改良バージョンです。
(オリジナルのKOSSELと混同してしまうので名称は『Be KOSSEL』としました。)
▲今回改良したBe KOSSEL 3Dプリンタ |
いろいろ細かな変更点があるのですが最大の変更点としてプリントパーツを切削加工パーツに計変更しました。
▲切削加工パーツ |
3Dプリンタの部品を3Dプリンタで自己複製できるというのが3Dプリンタの魅力のひとつですが、残念ながら手元に3Dプリンタが無いためプリントパーツを作成することができません。
3D出力サービスを利用する手もあるのですが結構な値段しますし(海外と同等の価格を謳ってるDMM.comで依頼しても3万以上かかってしまう。これとこれ)、せっかくMODELAがあるのでMDX-20を使ってパーツをつくることにします。
切削加工パーツの設計にあたっては次の条件を考慮しました。
■材料
材料に関してはアルミにしたかったのですが、MODELAでアルミを加工するとなるとひとつの部品に10時間とかかかってしまいますし今回パーツ数も多いので加工性を考えてPOMとしました。POMなら加工時間はアルミの1/10で済みます。コストは重量あたりの単価はアルミに比べ高価ですが同形状なら重量が軽くなる分POMのほうが安くなります。
■板厚
板厚は12mmで統一しています。剛性や意匠的に考えて12mmもいらないパーツもあれば12mm以上ほしいパーツもありますが材料の入手性や加工時間の短縮等を考えると板厚を統一することでコスト削減にもつながります。
板厚は12mmで統一しています。剛性や意匠的に考えて12mmもいらないパーツもあれば12mm以上ほしいパーツもありますが材料の入手性や加工時間の短縮等を考えると板厚を統一することでコスト削減にもつながります。
■加工方法
加工方法は両面加工を基本としています。やろうと思えば4面でも6面加工でもできそうですが、専用治具を作ったりその分段取りも増えますし、ましてや精度を出すとなると職人的技術が必要となるので自分にはちょっと無理そうなので上面と下面の両面加工で製作可能なデザインにします。
加工方法は両面加工を基本としています。やろうと思えば4面でも6面加工でもできそうですが、専用治具を作ったりその分段取りも増えますし、ましてや精度を出すとなると職人的技術が必要となるので自分にはちょっと無理そうなので上面と下面の両面加工で製作可能なデザインにします。
ネジ穴等、精度を要求しないものは側面などに配置してますが、それらは電動ドリルとタップを使って後加工することにします。
次回は実際に切削加工パーツ作りにはいりたいと思います。その他の変更点についても都度説明していきます。
つづく
3DデータはGrabcadのサイトアップしてます。必要な方どうぞ。
https://grabcad.com/library/be-kossel-delta-robot-3d-printer-1
■関連記事
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