前回はマブチモータのRS-365SHの交換に成功しましたが、今回はスピンドルユニット全体の強化について考えてみることにします。
▲RS-365SH ブラシモータ |
■ER11仕様スピンドルユニット
以前、ナカニシコレット仕様のスピンドルユニットなるものを製作しましたが、使い勝手が良いとは言えないものでした。
今回はナカニシコレットではなく、値段も安く入手も容易なER11コレット仕様のものにします。
完成イメージとしてはこんな感じです。(流用パーツはモーターカバーだけになってしまいました)
▲ER11仕様スピンドルの完成イメージ |
スピンドルシャフトはEbayで入手したER11Aのスピンドルシャフトを使用します。(直径10mm、長さ100mm)
▲ER11Aスピンドルシャフト |
中華製ですが、Accuracy: 0.01mmと精度もよくて(何が0.01mmなのかは不明ですが(^^ゞ)、熱処理もされているようで強度的にも問題なさそうです。何より価格が安いです。売り手によって価格は上下しますがだいたい送料込で2000円前後で入手できます。
ナカニシコレット仕様のシャフトは加工費だけで1万円ぐらいかかったことを考えると恐るべし中華製っていったところでしょうか。
■動作確認
早速、組み上げて動作確認したところ、辛うじて回転はするものの2000rpmぐらいまでしか回転数があがらず、しばらくすると負荷がかかりすぎたのかモーターが熱ダレして回転が止まってしまいました。orz
原因としてはRS-365SHのトルク不足や、ベアリングの慣らしがまだなので回転抵抗が大きいことが考えられます。
なのでトルクがある純正モーターを使えばなんとか使えそうな気もしますが、慣らし運転もままならない状況ですし、ここはより強力なモーターを使うことにします。
■ブラシレスモータへの交換
で、使ったモーターがこれです。
一年ぐらい前に入手してそのまま放置してたものですが今回やっと日の目を見ることになりました。
▲F2836-3800ブラシレスモータ |
主にRCヘリ等に使用されているブラシレスモータで、サイズやネジ穴の位置などモデラの純正モーターとほぼ一緒なのでマウンターもそのまま使えます。(軸径は2.3mmより太く3.175mmになります)
Kv値は3800、電圧12Vでフルスロットルだと3万回転以上で回ります。恐ろしい。。
RS-365SHを取り外してF2836-3800モータをスピンドルに取付けます。
▲モータ取付け |
MODELAに取り付けます。
▲MDX-20に取付け |
モーターはフルスロットルで100W近く消費しますのでモーター用の電源を別途用意しています。
(電圧はモータのKv値が高い為10Vまで落としてます)
モーターのON/OFF制御はサーボーテスターを使って手動でおこないます。
(MODELAはただスピンドルユニットの固定目的だけです^^;)
回転中の動画です。
大音量ですので注意してください。
■まとめ
かなりのパワーです。音もすごいですが発熱・振動も半端ないです。
まだ無負荷運転しかしていませんが、3万回転オーバーだと実用的ではないかもしれないですね。実際運用するとなると1万~2万回転ぐらいになるんでしょうか。
次回はMODELAからブラシレスモータのON/OFF制御する方法について考えたいとおもいます。
つづく。。。
■関連記事
・スピンドルモーターの交換 その1
http://modela-fan.blogspot.jp/2013/06/blog-post.html
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・スピンドルモーターの交換 その3
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・スピンドルユニット for MDX-20 ナカニシコレット仕様
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いつも楽しく読ませて頂いております。MDX-15.20がディスコンになったようで、スピンドルの供給等心配しております。今シリーズは必見になりそうです。
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除秋には新型が発売されますが、現行モデルのMDX-15/20は息の長い製品だけあってまだまだ現役で頑張れそうですし、当ブログがお役にたててれば幸いです。